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心不全

心不全を起こした病気それ自体は、進行しなくても心不全の症状が出たり、悪化することがあります。
悪化の引き金となる様なことは、日常生活で心がければ避けられますから、よく注意した方がイイです。

過労や風邪をひいても、心臓に負担がかかります。
長時間の入浴、熱い湯も心臓の負担になります。
運動制限も必要です。しかし過度の制限は逆効果となります。
程度に見合った運動は、運動能力アップになり、大切な生活習慣となっています｡
食生活も当然に重要です。
肥満は心臓に多大な負担をかけます。
たばこは心臓にも肺にも有害です。
塩分の制限は水分の制限よりも重要です。

よく耳にする言葉「心不全」とは病名ではなく、
「心臓の働きが不十分なために起きた体の状態」をいいます。
心臓のいろいろな働きのうち、どの働きが、どの程度、低下してしまっているのか。
その低下が急激に起きたのか、徐々に起きたのかによって、
心不全の種類とか程度は様々です。

なぜなら、心不全を起こす原因は一つではないからです。
例えば、高血圧で長年の間心臓に負担がかかっている場合でも、次第に機能が落ちその原因になります。
心不全は現在のところ、欧米ではトップの疾患です。
生活習慣が欧米化しつつある日本でも、同なじ程度になってきていると思われます。